ジョンさん、帰るとこがあって良かったね

 先日の事だが、WOWOWで「ランボー最後の戦場」をやっていたので見てしまった。
これはフィギュア友達のある方には不評な映画だったので、あまり期待しないで見たのだけど、自分としては割と面白かった。プライベートライアンで確立されたCGなどによる人体損壊表現?が少々きついとは思ったが、現実にこの世界のどこかであのような殺戮が繰り返されているという事は平和ぼけしている私達に訴えるのには十分なものだとも思う。
 最後にランボーが健在らしい親父を訪ねていくところでこの物語はなんとも安らかな結末を迎える。またランボーの親父は結構大きな牧場を経営しているのだった。僕も最後になんともほのぼのとした感想を迎えて満足だったのだ。・・・・・しかしである。ちょっとまてよ。それじゃいままでランボーが社会復帰できないでタイの密林で蛇取りなんかして暮らしてた人生はどうなるんだよって感じになってしまった。帰るとこがあるんだったら、もっと早く帰りゃよかったじゃないか?というなんとも納得ができない感情に変わってしまった。まぁ、その時は親父のとこに帰るに帰れない心理的事情もあった・・・なんていうこともあるかもしれないけど。
 それに比べたら俺なんか帰るところがもうないんだぞ。どうしてくれるんだっ!なんてここで言ったところでどうにもならんが。
 親戚はまだ一応健在だけど、ある意味天涯孤独だし、愛する女性もいないし、(愛というものは執着だと悟った)今勤めてる職業だって自己実現なんてことは微塵も考えていない。正直最近では生業さえも作家活動の妨げになっていることを感じているので、ここらでリセットすべきかなとも思っている。ある意味帰るところがない男の強みかもしれない。
 今自分の心情としては「明日のジョー」かボトムズのキリコみたいな感じである。僕にはアートかモデリングしかこの世との接点がないような気がする。
矢吹ジョーの最後のライバル、メンドーサに言わせれば
「Mr.Snakestone.Where come from,Where to go.......」

一説によれば、ランボーはまだ続編を作る意向があるそうだが、やはりランボーは平穏な牧場生活に我慢できなくなるのだろうか。
 その後親父の後を引き継いで牧場主になったランボーは結婚して8人もの子供をもうけ、事業にも成功し、幸せに暮らしました(爆)なんてホームドラマにしちゃってケツをまくっちゃうのも面白いと思うんだけど。
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  by Snakestone | 2009-07-12 19:16 | 映画 | Comments(3)

Commented by winter moon at 2009-07-13 22:51 x
ランボーの新作は見ていませんが第一作目は面白かったです。たしかその話ではベトナム戦の戦友を尋ねると枯れ葉剤の影響だかで亡くなっていて身の寄せ場所が無くなって…だったと思いますが親父さんがいたなら一作目の設定も”なんだかなぁ”になっちゃいますね。新作もこれで最後にしようと思っていたのに興行が良かったので続編もありとか聞きました。うーん、ランボーというキャラクターはホントに何処へ行き着くのでしょうね。ところで、ランボーの名前ってジョンなんでしたっけ。なんか、すごいフツーで似合わない感じが…。
Commented by KOMA at 2009-07-13 23:09 x
私は この 作品 ジョン・ランボーは よくできていると 思いました。DVDで 見直したら 面白さ半減でしたけど ・ 映画館で 血の臭いの 感じられそうな 現実的な 紛争地域を 体感して欲しい作品です。ジョンは ハーフだと 原作には あった気がします。ネィティブアメリカン的 生活が 彼の血には あったのだと 思います。父親も 無口で ・・ あれは 本当に シリーズ ラストシーンと したら よかったと思います。
Commented by Snakestone at 2009-07-14 00:58 x
>winter moon様
ランボーて、ジョン・J・ランボーって言う名みたいですよ。「最後の戦場」の原題はJohn RAMBOというものです。最後に故郷に帰っていくラストからすると、なるほどなぁというタイトルだと思いました。
>KOMA様
ご無沙汰してます。最近は音響効果も全然ちがいますから、本当に見たい映画は劇場に足を運ぶべきですね。僕もプライベートライアンをTHXの完備した劇場で見た時の恐ろしさはTVでは10%も感じませんでした。
確かランボーはドイツ人とネイティブアメリカンの混血なんですよね。
原作は読んでいないのですが、First Bloodというタイトルが1作目にもあるように、アメリカの歴史の矛盾をはらんだある意味深い作品なのかもしれません。

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