真希さんも雪の日は戦車作りですか?

雪ですね。
こんな雪の日はアルデンヌの林の中のたこつぼで、ドイツ戦車のキャタピラの軋み音に怯えるアメリカ兵の気分です。
 さて今映画「白夜行」に出演して、TVでお茶の間にも一段と出演する機会が多くなった女優の堀北真希さん。この前あるラジオ番組に出演していた時の事。堀北さんの趣味に関する話になり、私も驚いてしまった。
インタビュアーの「堀北さんはオフの時とかどんなことしてお過ごしなんですか?」という質問に対して、なんと、休みの日は中野(中野ブロードウェイ?笑)をぶらついたり、戦車のプラモデルを物色したりして買ってきて作ったりします。・・・・となんの照らいもなく、仰ったのである。彼女いわくドイツ戦車が好きなんだそうで、その理由は圧倒的に迷彩のバリエーションがあって、塗装が楽しいからなんだとか。
 う〜ん。実はカミングアウトしないだけで、案外模型女子っているのかも。アーマーモデリングで連載のあるモデルのたかぎあずささんも迷彩が楽しいなんて言っていたのを憶えている。随分前だけど、ホビーショップの飛行機売り場で目をキラキラ輝かせて迷っている風の女の子を見た事もある。
 根本的にプラモは物作りの趣味なんだから、女性が嗜んだって全然普通だと思う。やっぱりガンダムなんかけっこう多いんだろうな。ガンダムにビーズとかデコレーションしてピンクのかわいらしいガンダムなんか作っている女性もいるみたい。自分としては自由な発想で個人が楽しむ趣味なんだからOKだと思うんだけど、中には頑な人もいて、「ゆるせん!」などというお兄さんもいるだろう。例えば昔フィギュアを模型と認めない頑固で厳しい人なんかもいたみたいだけど、それぞれの楽しみ方に共感できる優雅さを持ちたいものである。
 実は僕は女性のファッションに興味があって、ファッション誌も見ることがある。女性からすれば「おまえなんかに興味持たれたくねーよ!」なんて言わるかもしれないけど、やっぱりそんな態度を取られたらとても悲しい。人間として幅広く興味を持つことは素晴らしい事だと思う。了見の狭い専門的なステイタスに固執するスタンスだけは僕個人は持たないようにしようと思っている。女性のファッションの興味の対象がボトムス(下の方)に傾倒することはありますが・・(ポカっ!)
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  # by Snakestone | 2011-02-11 18:33 | エッセイ | Comments(2)

マスターボックスのブックレット

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今日、ウクライナのマスターボックス社から封筒が届きました。
中には2011年のフィギュアラインがリストアップされた二つ折のブックレットが入っており、なんと自分の作品が表紙に・・・・・。まさかお顔にしていただけるとは。言ってくれれば、もっと高解像度のファイルを送ってあげたのに。
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封筒の中にはギフトとして、キットが入っていたんだけど、箱を折り畳んで入れてありました。なんかコロンブスの卵的な発想に驚き。海外の人にはいつも発想でカルチャーショックを受けることがあるけど、これはなかなかいいですね。プライドの高い人とか、礼式にうるさい人からは駄目出しされる可能性はあるけど、僕はまったくOK。家でフィギュアキットの整頓したい人もこの方法ならコンパクトに収納できそうだよ。やってみたら。
 ところでこの「ドイツの兄ちゃん乳搾り!」セットなんだけど、牛が2頭とヤギが1頭ついてるお買い得キットだったんですね。この牛セットは後で別販売するみたいですけど。(ところで僕が子供の頃「千葉の女が乳搾りっ!」なんてギャグをある芸人さんがTVでやってたんだけど、知ってます?(爆))
 あ〜よかった。2011年海外の人からお年玉をいただくなんて。ありがとうございます。
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  # by Snakestone | 2011-02-05 18:28 | フィギュア関連 | Comments(3)

新年にはふさわしくないけど・・・

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最近作り始めたのは上のキット。
この前、任期満了で退陣したシュワちゃんが若き日の主演作「コナン・ザ・バーバリアン」の悪役、ジェームズ・R・ジョーンズ(ダースベーダーの声をやってる人)が演じたタルサ・ドゥーム。まさかペガソからこのアイテムが出るとは思いませんでした。タルサ・ドゥームは映画を見た感じ、1000年以上生きた大蛇が知性を持ち、人間の姿に変貌して、世に害を為すという感じでした。なんていうか日本の民話に通ずるようなお話でしたね。ペガソのキットはなんか500年前のドゥームという感じで、貫禄のある映画バージョンよりもスマートで若い感じです。
 このキャラクターはどこからも立体化されていないようでしたので、いづれは自分でスクラッチしたいと思っていたので、これは手がけないわけにはいかないとなったわけです。それに自分と同じスネイクがらみだし。

 ちなみに自分の父の故郷には、白蛇大権現という祠があったそうです。う〜ん。なんか自分の家系のルーツに思いを馳せてしまいそう....。
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  # by Snakestone | 2011-01-23 18:33 | フィギュア製作レポート | Comments(2)

2011年もよろしくお願いします。

皆様新年あけましておめでとうございます。
井上陽水の歌じゃないけど、今年の寒さは記録的なもので、毎日本当に氷の世界という感じです。
私は部屋の蛍光灯がおかしくなったので、管を取り替えたのですが、いつもは使わない電球色(暖色系)のものにしてみましたら、オレンジ色の光に包まれそれだけでも、気のせいか暖かな感じです。
お正月といっても私は一人なので、それほど変わったこともせず、酒も飲まず、いつもと変わらない日常を楽しんでおります。
 さて、下の画像は昨年12月中に手がけていたフィギュアのベースです。私はベースの木目という物にとてもこだわっています。この木材の木目をもっとも美しく引き立てる仕上げがオイルフィニッシュという処理方法です。最初に下地を丹念にサンドペーパーで表面を滑らかにします。そのあと木彫オイル(クルミ油や、ある方によれば大島の椿油でもいいそうです)を塗って布で拭き取り一昼夜寝かせます。乾燥後またオイルを塗り、サンドペーパーの400〜500番くらいで磨きます。砥の粉は一切つかいません。サンディングした時に発生するおがくずを木目に摺り込むようにしてオイルを拭き取ります。また一日寝かせます。乾燥後またオイルを塗りまたサンディングしては布で抜き取ります。私のばあいこの行程を6回ほど繰り返しますが最後の5回目までに徐々にサンディングペーパーの目を細かくしていきます。最後に4000番くらいのフィニッシングペーパーという特殊な紙で油を塗りながら磨き、軽く拭き取ります。その後1週間くらい寝かせた後、ポリッシュクロスで艶を整えるように磨いて完成です。とても手間はかかりますが、完成した後の風格は格別です。また皮工芸と似ていて、最初は明るい木のナチュラルな色ですが、年数を経る毎に段々味わいのある飴色に変化していきます。完成してからそのフィギュアがどれほど時を経てきたかが伺いしれるというわけです。
 皆様も今年また一段とすばらしい年でありますように。見事な年輪のような素晴らしい人生を歩まれますように。
 本年もどうぞよろしくおねがいします。
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  # by Snakestone | 2011-01-01 20:12 | 私事 | Comments(4)

キッド船長〜ミイラ取りがミイラ〜

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アンドレアミニチュアから出ている「パイレーツオブカリビアン」シリーズ。今まで出たラインナップはどれも魅力的で一定の品質の出来である。
このキットは第一印象が良くて購入したのだが、この人物が「宝島」のモデルになった「キャプテンウィリアムキッド」だとは作っている途中で知った。
僕はどうして最近海賊が人気があるのかわからない。ジョニーデップの映画や(僕は実は個人的にはこのシリーズが苦手だ。ぬるぬるの魚貝類が出てくるのが生理的に受つけないのだと思う。デップは好きなんだけど。)、漫画ではワンピースなんてのも凄い人気である。でも今回海賊物を手がけて興味を持ち、少しこのカリブの海賊の時代を調べてみて、なんとなく分かるような気がした。結論を言ってしまえば、結局みんな「バカが好き」なんだと思う。この時代の海賊達自身は大まじめだったのかもしれないが、現代人には考えられない破天荒なバカ揃いだ。
 このキッド船長もウィキペディアなどを調べれば出てくるけど、海賊退治に見込まれて船出してみたら、利益が乏しくて自国以外の船を見境なく襲撃するようになって、結果的に自分自身が海賊になっていたという本当にバカな男である。結局は絞首刑になりテムズ川にさらし物にされたという悲惨な最後である。
 もしかすると、管理社会で生きている僕たちはバカでも豪快に生きた男達にロマンを感じているのかもしれない。
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  # by snakestone | 2010-11-07 15:12 | フィギュア製作レポート | Comments(5)

意外と使える簡易クランプ

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写真は東急ハンズで売っていた安い簡易クランプに、モーターツール用のピンバイスユニットを挟み固定しただけのものである。ピンバイスに塗装するフィギュアに埋め込んだ真鍮線を固定した。
いつもはコルクなどを使用していたが、今回このような方法を試したところ、けっこう使えることがわかった。
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写真のようにピストルグリップのように握ることができ、クランプの側面を筆を運ぶ腕枕がわりに使用することもでき、なかなか快適なペインティングを楽しむことができる。
頑丈な事もあり、90mmのメタルキットにも対応できそうである。
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  # by Snakestone | 2010-10-30 16:16 | フィギュア製作レポート | Comments(2)

煮詰まってまいりました〜Roman Legionary~

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これは久しぶりに塗っていて楽しい作品です。
やはりキットが素材がいいとペインティングにも気が入りますね。
あとはグラウンドワークと全てを組上げるだけ。
この作品はとてもチェインメイルがよく塗れました。
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  # by snakestone | 2010-10-23 15:14 | フィギュア製作レポート | Comments(2)

アンクルトリスが大好き!

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う〜っ!
僕は付き合い以外ほとんどアルコールを嗜む事はない。
スーパーで食料の補給に行ったところ上の缶を見てしまい、衝動的に買ってしまった。
このサントリーのキャラクターのアンクルトリスを見ているだけで、懐かしく、また気分が愉快になってくるのである。僕が子供の頃よくTVのCMに流れていて、記憶に摺り込まれていた。
また祖父が酒飲みだったせいか、家には酒についてきたおまけのようなアイテムがいっぱいあったのだ。
その中にアンクルトリスの楊枝入れがあった。
このキャラクターの生みの親は柳原良平さんというイラストレーターなのだが、横浜在住で海に関係している船などのイラストを良く描いている。あの横浜のお菓子の「ありあけのハーバー」の包装のイラストも柳原さんだ。なぜか僕は柳原さんのイラストを見ると安心して幸せになる。もしかすると幼少の頃のもっとも多感で幸せだった一時にタイムバックできるせいなのかもしれない。
 また、岡本喜八が監督した「江分利満氏の優雅な生活」という昔の映画の中には柳原良平氏の独特のアニメーションを見ることができる。
う〜むっ。なんだか無性にアンクルトリスのフィギュアが欲しくなってきた。なんかアイテムは市場にないものかとネットをさがしたが、なんだか昔のコレクターアイテムしかなさそうだ。
 でも今の僕の技術ならスクラッチビルドで作れるかも。もの凄く作りたくなってきた。しかし、フラットフィギュアなら問題ないが、このピカソのような横顔ような雰囲気で3D化するのは至難の業だなぁ。うまい具合に3Dにディフォーメーションできないものか、ずっとハイボールを飲みながら考えています。
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  # by Snakestone | 2010-10-12 23:50 | 私事 | Comments(0)

盾の絵ペイント2〜ローマ兵〜

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ここまで進みました。でもなんか今一つ詰らない。なんか気にいらないんですね。なんか私が塗ると海外の作家みたいな華やかさがないんですよね〜。これからの課題かな。気に入らないけど、今のところ直しようもないのでとにかくこのまま進めてみる事にします。全体に組んでみるとまた見え方も違ってくるかもしれませんしね。
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こちらは盾の裏側です。なんでこんなデコレーションをしていたのかはわかりません。
へんな模様ですよねぇ。ローマの後期にはこんな物がはやっていたのでしょうか?

それで・・・ここまでやったんですけどね。実はこの盾は背中に背負うんですよ。だから完成するとほとんど見えなくなっちゃうんですよ!(爆)

「星君!もっとも気高い努力とは報われないと分かっていながら、行う努力だ!」
                                                        ー花形 満ー
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  # by Snakestone | 2010-10-10 16:05 | フィギュア製作レポート | Comments(2)

盾の絵を描いてます〜ローマ兵〜

こんにちは。今日は天気もあいにくの雨。
今下のローマ兵が装備する盾の絵を描いてます。
この描かれている人物が何者なのかも知らず、描いちゃってるところが凄いですが。時代はキリスト教が国教に認定された後なのですが、聖人の一人なのでしょうか?資料はどうも遺跡などから発見された遺物から採取されたもののようなのですが。これは根気良くヘッドルーペを使いながら、アクリルで描いています。
このあたり、例のユーロの達人あたりだとやたらと細かく描いたりするんだろうけど、当時は明暗もろくに付けず落書きみたいに描かれていたようなので、適度に省略しなければならない、あんばいがまた難しい。
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  # by Snakestone | 2010-10-09 13:16 | フィギュア製作レポート | Comments(2)

やはり油彩はいいなぁ〜(連載で出来なかった事)

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これは一年以上前からお蔵入りになっていたラルッシアのローマ兵です。
顔を久しぶりに油彩で塗ってみました。やはりこの深みと神秘性はアクリルでは出せませんね。
PGの連載でやりたかった事がありました。当初連載ではできるだけ自分のペイントの考え方とか塗り方というのは抑えてセーブしていたのですが、ゆくゆくは僕の連載を見れば一通りのフィギュアのペイントを体系的にマスターできるようなものにしたかったのです。リニューアルしたら次のような計画を持っていました。
第1回:フィギュアの見方
    明暗をどうとらえるか?(球に還元して考えてみる)
    色々なトーンの考え方
第2回:モノトーンとダブルトーン(2色)で塗ってみる
    グレイのモノトーンで考えてみてそれを寒・暖2色で置き換えて塗る考え方とその方法。
    ・太極から陰陽2極が生まれる(うっ!なんてかっこいい事言っちゃったんだろ)
第3回:2色から4色へそしてフルカラーへ
     基本的な2色の考え方から色を増やしていくやり方。
以上で基本的な捉え方は終わり。
第4回:実践編エナメル編
     エナメル塗料の特性を生かした塗り方。
第5回:実践編油彩編
     油彩の使い方とブレンディングなど
第6回:実践編アクリル編
     ファレホとタミヤアクリル等の違いの生かし方など
第7回:トータルソリューション
     アクリル、エナメル、油彩を適材適所で使い分ける総合的、併用的ペイント
第8回:様々な表現方法
     フィギュアにはローキー、ハイキー、ハイコントラストなど様々な表現が可能である事を紹介。
     その点、他のモデリングとは一線を画す。

と・・・一応こんな事を計画していました。
しかし、実現できなくて実は良かったと思っています。というのは静岡などの色々なイベントで色々な人と会って話をしているうちに、多くの人はそんな事は求めていないし、楽しくやれればそれでいいのだと思うようになったからです。 
 僕は今後技法や方法論はよほど質問されない限り公開しないスタンスで行きたいと思っています。
自分の技法は自分だけのもの。心の中に封印することにしました。
でも作品は公開したいと思うし、もし気に入ってくれる人がいるなら、そこから盗んでくれればいいと思っています。作品は言葉より雄弁ですよね。

       
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  # by Snakestone | 2010-09-29 00:34 | フィギュア製作レポート | Comments(9)

ひとつできました。

この2日間で一つできました。
といっても細かな仕上げとかは少し残っているけど。地面も寂しいから落ち葉でも撒こうかな。

これなんじゃい?
・・・と思う人が多いと思うけど、実は作った私もわかりません。
末広町のミニチュアパークで売っていたキットなんだけど、レジン製で結構良くモールドされていたので、興味を持ったのです。なんかメーカーオリジナルのキャラクターなのかなぁ。「Smog1888」というシリーズなんだけど、シャーロックホームズなんかが活躍した時代でもう一つの別な時空のロンドンが舞台設定みたいです。だからみんなレトロなからくりガラクタに身を包んでる。このキャラクターは「ネクロマンサー」らしいです。フランケンシュタイン博士みたいに墓場で素材?を探しているんでしょうね。防毒マスクは腐乱した死臭から身を守るためか?はたまた自分も化け物みたいな顔で隠す為なのか想像を膨らませちゃうところ。
  
 ところで、このシリーズも含めて最近凄いのはレジン製キットのクオリティの高さです。それもメジャーじゃないメーカーで素晴らしいものが少しづつ生まれています。最近思うのは1レジン、2インジェクション、3ホワイトメタルという感じですね。インジェクションも技術力が上がってきているので、手作りの高品質であるはずのメタルキャスティングの神話が崩れそうな気配です。ペガソの社長が危機感を持っていたというけど、案外本当かも。

う〜っ!だけど、なんて気持ち悪いの作っちゃたんだろ。・・・・・
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  # by Snakestone | 2010-09-22 01:00 | フィギュア製作レポート | Comments(4)

トニーさんのペイント実演を拝見しました

28日土曜日はイタリアのトニーさん事アントニオ・バテラ氏のフィギュアペイント実演があったので、拝見しに行きました。アクリルと油彩による併用の塗装で随所に見所があり、大変為になりました。
トニーさんは以前より僕のペイントスタイルを気に入ってくれているようで、いつも両手で包むように握手してくれて、本当にありがたい事です。なんか新作を持って行くことになってたみたいなんだけど、休止中の自分は何も持って行きませんでした。本当に密度の濃い一日だった。トニーさんお疲れさまでした。
この模様は
東京フィギュアソサエティ
でも見ることができます。
2次会のアルコールは遠慮して帰りましたが、御徒町駅でトニーさんとご一緒になりました。
僕は路線が違うので先に来た電車に乗り込み、お互いの姿が見えなくなるまで笑顔で手を振りあって別れました。それをみた人達はおそらく僕達をおホモダチだと思ったに違いありません。めでたしめでたし..。
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  # by Snakestone | 2010-08-30 01:47 | フィギュア関連 | Comments(0)

「おたく」は太陽の帝国の忘れ形見か?

「映画式まんが家入門」 大塚英志著 アスキー新書
最近読んだ面白かった本の紹介。このブログでも前に書いたけど、僕は子供の頃まんが家になりたくて、それなりに研究し、講談社に持ちこんだ経緯があり、興味があって本書を手にした。別に今だにまんが家になりたいわけではない。
 日本のまんがやアニメーションはまるでエイゼンシュタインのようである..というところから始まる本書はあくまで大塚氏が手塚治虫以前のまんがや、アニメの歴史やそれにまつわる資料を綿密に分析し、まんがやアニメを超えた所謂「おたく」文化なるものが、実は15年戦争下のファシズムに起源があるのではないかという仮説を展開するのが前半を占め、とても説得力のある内容に目から鱗であった。
 大塚氏もおそらく自分と同世代の人なのだと思うが、本書にあるように、自分も今日のまんがの映画的手法を編み出したのは手塚治虫であると思っていたからである。それはもちろん大部分において間違いない事なのだが、実は真の意味でエポックだったのは大東亜戦争終戦直前に焦土の中で公開された松竹動画研究所による「桃太郎 海の神兵」だというのである。
 当時内務省の思想統制の果てまんがは規制され、出版が困難になっていくが、逆に海軍省の庇護下にあってアニメーションはその技術を飛躍的に向上させていった。それは娯楽というより、工業技術的、または科学的な知識を視覚化するのにアニメーションがいかに効果的かということが判明していたからである。そして当時の架空の物語的なものは統制され、事実に基づいた探検的な物語や兵器や科学技術などを広く啓蒙する文化映画化がなされていったというのである。当時手塚治虫少年もその「桃太郎 海の神兵」を鑑賞しており、まるで記録映画のようであったと日記に書いている。事実そのアニメは海軍空挺部隊がインドネシアで展開した侵攻作戦を再現したものであり、キャラクターはディズニー的な動物のキャラクターに置き換えられてはいるが、演出はロシアアヴァンギャルドの映画手法をとっているという。そして大塚氏は次のように要約する。
 『「桃太郎 海の神兵」に見られるディズニーとエイゼンシュタインの奇妙な野合とでもいうべき現象を経由しなければ、「映画になろうとしたまんが」の歴史は戦後に駒を進めることができないのである。』
 模型趣味を嗜む自分として、またなるほどと思った事は、本書ではさわりていどでしか触れられていないが、高荷義之等のプラモデルの箱絵の起源が藤田嗣治の戦争画に行きつき、模型は戦時下航空思想の啓蒙を理由に進化し・・云々というあたりである。
 また自分が本書を読んでとても感慨深く思うのは手塚治虫が当時の文化映画的なメカニックなものをあくまで記号として展開していったのに反して、虫プロの手塚の下で鉄腕アトムを演出した富野氏がガンダムにおいてメカニックをテクニカル的に、科学技術的に先祖帰りさせてしまったということである。
 そして僕も本書に同感なのだが、最近これらのおたく文化が世界に躍進しているからというだけでそれに便乗する政策はどんなものだろうかと思う。実は一番困惑しているのは、アニメ作家やまんが家などの当事者なのではないのだろうか?
 そしてこれはあくまで僕個人の意見だが、模型というものが美術大学のようなところで講義されるような事にはなって欲しくないと思う。模型はあくまで趣味として万人が楽しく遊べればそれでいいのではないのだろうか。とはいうもののいつも自分が模型の事を話すと皆が難解そうに眉間に皺をよせている顔になるのが事実なのだが(爆)。


 
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  # by snakestone | 2010-08-12 05:44 | 読書 | Comments(0)

ゲームで死にかけた男:その名はスネイク

ウ〜ッ・・・。
このブログも随分更新していませんでした。実はPCもろくに触っていなかったのでメールチェックも時々しかしていなかったのです。
う〜っ・・・・・・・・・・・・・・。まだ現実と虚構の区別がつかない頭でこのブログを再開しています。
静岡ホビーショーが終わってから模型関係者とは一切会っていません。実は2年くらい前からやりたいTVゲームがありました。「エルダースクロールシリーズの4作目でオブリビオン」というロールプレイングゲームなんですが、PS3などのハードも持っていないし、始めてしまったら、恐らくハマってしまって模型をやらなくならだろうと思っていたので、考えないようにしていました。最近追加コンテンツが同梱されたGAME OF THEYEAR EDITIONなるものが販売され、今まで閉ざしていた禁断の扉がドカ〜ン!と開いてしまったのでした。そしてとんでもない事にXBOX360を購入してしまい、バーチャルの世界の住人となってしまったのでした。なぜPS3にしなかったのかというと、世評を調査したところPS3版はかなりバグがあるということだったので、とにかく「オブリビオン」がやりたかった自分としては最適な環境を選んだということです。
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これがオブリビオンの世界なんだけど、いわゆるファンタジー物で何をやるのも自由という正にセカンドライフみたいなゲーム。実は95年に2作目にあたる「ダガーフォール」というゲームはPC版で体験していました。その時アメリカには凄いゲームがあるなともの凄くハマってしまい、その時もやはり模型は作らなくなっていました。
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上は僕に倒された女山賊。こいつが新聞配達の女の子を道中襲っていたので、僕が助けてやったの。
でも山賊にしちゃいい備え物しているじゃねえか?エルフの技物と見た。よしおれがもらってやる!
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う〜っいくら相手が山賊とはいえ心が痛むな。というか・・・なかなかいいぞっ!山賊にしておくにはもったいない「ないすばでい」じゃないか!
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このアックス持っている鬼みたいなのが僕。なんかどっちが悪いんだかワカリャしない危ない図だ。
このゲームの売りの一つはキャラクターも自分好みに設定できる事。種族から、性別、所謂職種みたいなものまで自分の好みのままにカスタマイズできる。
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というわけでこちらは女性のキャラで別の人生を歩んでいるところ。装備もトップスからボトムスまで別に選べるんだけど、この図はボトムスを身につけていない場合。もちろんアーマークラス(防御力)が低くなるんだけど、セックスアピールを強調せざるを得ないんだよね!・・・。
自分もオブリビオンの世界で女として張り合うようになって、なんか女の子らしさはアッピールしたいけど、覗かれるのはいや!っていう女子校生の気持ちが分かってきたような気がする。(爆)
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実はオブリビオンの開発スタッフはもう一つヒットタイトルを放っていて、上がそれ。「フォールアウト3」という核戦争後の世界で生き抜くロールプレイングゲーム。やはり同様にやりたい放題。野党と化して悪行の限りを尽くすのもいいし、世界を救う救世主になるのも自由。今回は舞台はワシントンDCみたいで、荒廃した光景が逆に美しく感じてくるから、人の慣れというのは恐ろしいものだ。
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核弾頭が放置されているある町で核弾頭を解除してあげたら、保安官が居住権をくれた。上はその部屋で下着姿でくつろいでいるところ。(なんだっ!やっぱり女のキャラクターでプレイしているのかっ!)左横にあるのはボビングヘッドフィギュアのコレクション台。このバーチャルワールドで色々なところにあるらしいんだけど、僕にはまだ1個しか見つかっていない。
 そんなこんなでいい年して熱中してしまったら、いつの間にか2週間睡眠は通勤の電車の中だけというとんでもないことにっ!(いちおうこれでも社会人なんで、会社を休んでまで遊びはしません)
おまけにその間イタリアのトニーさんからの国際フィギュアショーのお誘いを逃してしまったというとんでもないバカ野郎でございます。
○後日談○
その後スネイク氏はバカなことにクライマックスまで進んだセーブデータを間違って消してしまい、消沈の中で「やっぱり模型の方が完成したあとの充実感があるよな。ゲームなんて・・・・本当に時間の無駄だっ!」
などというたわけた事を抜かしていたそうである。
 で・・・現在スネイク氏はどうしているかというと・・・・
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結局別なアメリカングラマーみたいなキャラでプレイしなおしているとか・・・・。
当分あっちの世界からは帰らないみたいです。放っておきましょう。
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  # by Snakestone | 2010-08-01 20:25 | 私事 | Comments(2)

静岡ホビーショーでお世話になりました

本当にご無沙汰しています。
今正直現実と虚構の区別がつかない頭でこのブログを再会しています。・・・・。
ご挨拶が遅れましたが去る5月の静岡ホビーショーでお世話になった方々、ありがとうございました。
まったく面識のない方々からも声を掛けていただき、声援の声をいただきました。メディアに顔を出していることの責任感をひしひしと感じました。
またタミヤ模型の方からもお話をしてもらい、たいへん感激でした。あのアナウンサーの松井さんにエスコートされて田宮俊作会長も展示を見て回っていらっしゃいました。自分達のブースに立ち止まるという事はなかったのですが、軽く会釈をしてくださったのは私の事を知っているんだろうか?
 なんか旧知のYさんしか僕の事なんか知らないだろうと思っていたんだけど、もし知られているのだったら、これはとても光栄な事だと思っています。
 
 今回有意義だったのは韓国からソン様が来てくれた事で、夜の3次会のホテルのラウンジでは自分が理想とするサークルの会談が行われたことです。私はアルコールのせいで寝たフリ?をしていましたが、ちゃんと聞いていましたよ!ここでその内容は書く事はできませんが、国際的イベントに関するもので正に自分が望んでいたあるべき姿の皆様がそこにいました。とても喜ばしかった。

 ほんとうに皆様お世話になりました。ありがとうございました。
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  # by snakestone | 2010-08-01 08:32 | 私事 | Comments(0)

結局こーなるんだよなぁ〜・・・・

なんだかんだ言って結局こうなるわけなんですよ。私の場合。
Swashさんのキットを作るのがもったいないと思った私は、タミヤのSASジープを作って我慢することにした(爆)!
というより、やはりこのキットを作らないとやはりSwashのコンバージョンに手を付ける事は出来ないんじゃないかと思ったのである(う〜。苦しい言い逃れとしか思えない詭弁に聞こえる)
このタミヤのキットはかなり前に出たものだが、私は偶然にも手に取るのも始めてなのである。
だからむしろ新鮮な気持ちで向き合うことができた。
このキットもこの内容で1000円なら安い方だと思うけど。
方針としてはPG!でやっていたのと同じようにちょっとした改造をする事は許しても、ほとんど塗装だけでどこまで見栄えの良いものにできるか、自分の現在の技術を投入してやってみたいと思っています。
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  # by snakestone | 2010-03-07 19:30 | フィギュア関連 | Comments(2)

ラットパトロールのおじさんが来た

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Swash DesighのSASコンバージョンキット。No1,No2まとめて購入しました。
う〜む。凄い。繊細なパーツがぎっしり。また説明書といい絵はがきになっちゃう和田さんイラストのパッケージといい本当にこだわりを感じるアイテムです。
 もし模型産業界にアカデミー賞みたいなものがあるのだったら、サードパーティ最優秀製品開発賞なるものを進呈してあげたいくらい。
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イシイヒロユキ氏原型のフィギュアも素晴らしい。写真があまりうまく撮れなくて申し訳ないです。
とてもメリハリのあるモールドです。
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またいつものようにエッチングパーツも1級品のものが付属しています。

今までSwashのキットはあまりにもったいなくて作れずじまいだが、また今回もコレクターズアイテムになってしまいそう。でもどっかの雑誌の企画でSnakestoneペイントバージョンを見せてくれなどという企画が立ち上がり、タミヤのジープも含めてもう1セットキットがもらえるというなら、涙を流して御奉仕させていただきます。(爆)!なんて虫が良すぎますよね。m(--)m そんな事になったらzipp氏に「へたなもん上げたらただじゃおかねえ!」なんてお叱りを受けちゃうので、そんなめっそうな事は考えてもいません。

興味のある人で迷っているなら購入した方がいいと思います。
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  # by Snakestone | 2010-01-24 19:05 | 模型・ホビー関連 | Comments(0)

ニンニクって面白いよね

今日のディナーは野菜のポトフ。シンプルで、僕にも簡単にできる料理である。ガーリックを効かせたスープは体が芯から暖まり、風邪のひき始めなんかは何度か助けられたものだ。
ニンニクってやつは面白い。始めに二つに割って中の芽を取るんだけど、プリッて本当に部品が取れるみたいにきれいに取れて、その形状が力強く残っている。型取りしたくなるほどである。この作業はおそらくモデラーだったら皆好きなんじゃないかな。
ニンニクは少し高くても青森県産のを買っている。中国産は安くて3房くらいセットになっているのが見かけるけど、ちょっと心配な点と、実際味や力強さが国産に比べると足らないと思うな。
 今日はこれで少しは日頃の野菜不足も解消されればいいなと思っている。またこれを食べるとなんか眠くなってくるので良く眠れるんじゃないかな。それではお休みなさい。m(--)m
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  # by Snakestone | 2010-01-17 23:50 | 生活 | Comments(0)

2010年もよろしくおねがいします

皆様。新年いかがお過ごしですか。
本年もよろしくお願いします。

今年の抱負としては昨年はヒストリカルな題材の作品をほとんど手がけなかったので、それらを少し作れたらいいなと思っています。

また世界全体に対する願いとしては、今年は寅年ですが、電話会社の犬のお父さんじゃないけど、世界の人達が猫になってしまえばいいなと思っています。

それでは今年もお互いに飛躍の年でありますように、頑張りましょう。
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  # by Snakestone | 2010-01-05 02:59 | 私事 | Comments(8)

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