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バットマンライジング見ちゃいました

「女運の悪い男達よ!君こそヒーローだ!・・・そう・・私の事です」
我慢できずにバットマンライジング劇場に足を運んじゃいました。109シネマズのIMAX版です。凄い迫力のある映画だった。クリストファー・ノーランという監督の演出に惚れたのは実はバットマンシリーズよりも、インセプションでの銃撃シーンの時だった。とても乾いたガンアクションで、これと同様の演出ができる人は、007カジノロワイヤルを監督したマーティン・キャンベルという人がいる。僕は若いころTVで「特捜班CI5」というイギリス製のハードボイルドTVシリーズに熱狂していたが、その演出も彼だった。実はクリストファー・ノーランもイギリス人だという。なぜか分からないが、ハリウッド系の監督のガンアクションは大旨濡れた感じがする。唯一別格だったのはサム・ペキンパーくらいのものだ。そうそう他にもいた。最近記憶にあるのはベテラン監督ジョン・フランケンハイマーの「RONIN」の銃撃シーンも乾いたタッチだった。なぜかわからないが、ヨーロッパ系の人の方が渋くて乾いたガンアクションが多い。ノーランもボンドシリーズを演出したいと言っているそうなので、楽しみだ。
 さて、ネタばれしない程度にバットマンライジングの感想を箇条書きにしてみたいと思う

・子供には見せられない程非人道的に近いハードさ
・スーパーヒーロー物を忘れる程心理描写の演出が素晴らしい。
・フルメタルジャケットで好きになったマシュー・モディーンだが、つまらない役者になってしまった。
・アルフレッド役のマイケル・ケイン、いぶし銀の演技。アルフレッドの心情が痛い程伝わって本当に泣けた。
・結局三部作とはいっても実はノーラン版のバットマンは一つのことしか言っていない。一本の映画である。
・セリーナ・カイルという女性は出てくるがキャットウーマンだと思うのは往年のオヤジアメコミファンのみだろう。
・バットマンは女を信じすぎる。女運が悪い。
・スネークストンも女運が悪い。
・だからスネークストンもヒーローである?(・・あまり爆でもない。笑えないか...。)

というわけでホットトイズの1/6バットマンが欲しいぞ!
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  by Snakestone | 2012-07-31 02:54 | 映画 | Comments(0)

あまりにヴェンチュリなバスト

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こんにちは。下のコラムの関係で(正式にはTFS6月例会のきっかけで)突然熱病のごとくVenturi熱が発生してしまいました。今回紹介するのは5年以上前に作成したスクラッチのバストモデルです。最近私とお付き合いしてくださってる方は見るのが初めての方もいるかもしれません。北海道のフィギュアクラブの「円卓の騎士」さんのHPにゲストでアップロードしてもらったのが唯一の発表です。ナポレオン時代の軽騎兵がモチーフですが、とにかくまじめくさったフィギュアなんて面白くもなんともない!と思っていた頃の作品です。
今思うとこれも、とてもヴェンチュリなフィギュアと思えてきました。
 素材はマントル(外套)のボタンのみがスチール製のベアリングで他は全部スカルピーです。信じられないかもしれないけど、マントルの紐もスカルピーをところてんみたいに押し出して作ったものです。
塗料は調度ファレホを憶え始めた時で、全部ファレホですね。僕はこれからもVenturiチルドレンを名乗り、押しつぶれたようなかわいい人形を作りたいと思っています。そういえばファインアートの世界ではフェルナンド・ボテロなんていう画家がいました。この人はみんなお団子みたいな人物に描くアーチストでとても面白い作家です。やっぱり、アートには詩情・・ポエムがないとね。でもイタリアって本当に面白いなぁ。
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  by Snakestone | 2012-07-03 22:55 | フィギュア関連 | Comments(0)

ん?かっこわるい?。だから本物!「隠しておきたかった巨匠」

「イタリアンヒストリカルショートレンジ(短足)フィギュアの系譜」

昨日6月30日は東京フィギュアソサエティの月例会があったので参加した。そこでペガソからでているある製品の話で盛り上がった。会員の木欄氏がフィギュア交換会というもので人からプレゼントされた製品を完成させたものだった。その製品というのが今の製品レベルからすればまるで売れ線ではない商品なのである。しかしそのフィギュアの何とも言えない繊細さと味の素晴らしさを是非塗って確かめてほしい!と木欄氏は言う。その弁舌がまるで化粧品のセールスマンのようなので、みんなにバカ受けであった。その原型師の名などもでてこなかったが、実は僕の頭の中にはある人の名が浮かんでいた。でも確証がなかったのでその時は何も言わず黙っていた。それに僕が何か言うとシラケてしまうのではないのかとも思うところもあったのだった。今朝その事を思い出し、所有するペガソのカタログを調べてみた。・・・・やはり・・・・。そうだったか。原型師は私が敬愛するイタリアの知られざる巨匠Mario Venturi大先生だったのだ。
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これが木欄氏が塗装したものと同じ製品のペガソのカタログに掲載されているものである。この製品キャプションを見た時これが実はとんでもないものである事がわかってしまった。
Scultura Venturi-Marchettiとなっていると思うが、これはつまり、Mario Venturi大先生とペガソの社長の合作だったのである。(ペガソの社長はLuca Marchetti)。
 昨日の例会の時の木欄氏の弁舌は熱く続いた。
「なんか〜その〜なんともいいがたくかっこ悪いですよねぇ〜。でも!だから本物なんですっ!今のペガソスタンダードみたいな劇画みたいなプロポーションの方がウソなんです。こっちのほうが現実だったんですよ〜。このなんともいえない漂うような味!。皆さんも塗りましょう。これをみんなで塗って並べましょうよ!」
周りの人からもジョークまじりに「よくこれで廃版になりませんね」「製品パッケージの塗装見本も変なんだよ」「誰が塗ったんでしょうね?」「知りません(製品をあつかってる専門店店長さんの弁)」
塗装は店長さんともおなじみのペガソの社長だよっ(爆)!
実はカタログに掲載されているのが次の2つ
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これを見てさらに私は驚いた。つまりこれはこういうことだったのである。ペガソの社長と盟友Venturi大先生二人によるイタリア、イギリス、フランス3大騎士の三位一体をなす揺るぎない名作だったのである。だからこれはもう、少なくとも木欄氏はEnglish KnightとFrench Knightも塗るしかないのである。いや、木欄氏だけではない。 Venturi大先生を敬愛するこの私もぜったい3体揃えなければ、天罰が下るというものであろう。・・・というわけでこの製品がペガソのカタログから落ちることは絶対にない?のです。
 ちなみこれらと同時期にSoldiersというメーカーからもVenturi先生のキットが出ています。
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これはFRENCH MAN AT ARMS
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VIERI DEI CERCH
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GHERARDUCCIO de' GHERARDINI
・・・どれも素晴らしくショートでかわいくて味がありますね。この他にもビネットセットなどVenturi先生のものは割と出ています。また同時期にVenturi派とでもいうような人達がいました。
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やはりSoldiersからキットが出ているLuca Cristiniさん。この人はドイツ系の騎士にこだわりがあるようです。このチュートン騎士はエイゼンシュタインの「アレクサンドルネフスキー」という映画にでてきたものです。僕もこのキットは塗装しました。やはり塗ってみると?とてもその味深さが解ります。(ひひひっ!)
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それとこれはなんと、あの名匠Adriano Laruccia先生の若き日の作品です。これもSoldiersからキットがでています。私のばかな想像かもしれませんが、Laruccia先生がSoldiersで丁稚奉公していた時の作品かもしれません。もしかすると師匠がVenturi大先生だったのかもしれません。その証拠に見事なショートレンジ!恐らくこの後師匠を乗り越えるべくして現在のペガソスタンダードが生まれたのかもしれません。つまりイタリアンヒストリカルモデルの歴史は絶対的な存在であるショートレンジのVenturi派からの解脱にあったという事が言えるでしょう。
 実はVenturi先生の作品の良さを理解してくれる人が出てきてくれてうれしい反面、本当は僕だけのVenturi大先生として知られざる巨匠であってほしかったとも思っています。皆はそっぽむいても僕は違いますという事で密かに隠しておきたかったです。
 最後になりますが、Venturi大先生のホームページを紹介させていただきます。この中のGalleriaの中の作品群を見た時今までこのおかしなフィギュア達に対する見方が変わると思います。
 それどころか、ヒストリカルモデルの現在というものは何なのかという根本的な考えにも及ぶインパクトがあります。世の中にはコンテストとか商業ベースに関係なく独自の世界を突き進むVenturi大先生のような方もいらっしゃるのです。本当にこの趣味は深いですね。

sito personale di Mario Venturi

↑Venturi先生のホームページは上のリンクから
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  by Snakestone | 2012-07-01 22:37 | フィギュア関連 | Comments(3)

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