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松井冬子さんのインタビュー

 私が最近ぞっこんになってしまった新進気鋭のアーティストの松井冬子さんのインタビュームービーがヴォーグのHPに出ているのを見つけてしまい、風邪でダルにも関わらず、もの凄く興奮してしまっている。ロジェ・バディムの映画に出てきたブリジット・バルドーみたいでとても妖艶な感じがたまらない。昔自分が美術学校で知ったデザイン科の女性に似ている。そう、美術関係には結構きれいな女の子がいっぱいいるのだ。しかし、それに負けないくらい屁理屈の達者な女性も多い。だから奇麗なだけでなく、自分の世界を持っている女性が多いので本当に対等に理解しあうことは難しい。僕自身もよく女性から言われたものである。「普通の人がいいのよ」と。・・・。
 それはそうだろう。壁を10時間以上も見続けて絵を描いている人間など理解できるわけがない。でもそれが僕の青春だったのだ。思えばストイックな青春だった。食事はほとんどパンのミミかソーセージくらいだった。服はいつも絵の具で汚れていた。外で木をテーマにデッサンする課題を与えられ、友達と二人で公園でデッサンをした。私は木の根っこを描いたが道行く人が「へー、只の根っ子だと思って気にも止めなかったけど、絵になるものはどこにもあるんだねぇ。」といって関心してくれた。その時昼食は友達と1本のソーセージを分け合った。友達がペインティングナイフをTシャツでよく拭き取って奇麗にし、それで二つに切ったのだった。でもとてもおいしかった。本当にあの時は充実していた時間だった。
 今の私は美術界というものを知り、自分の生きる世界ではないし、また、自分が生きていける世界でもないと自覚している。松井冬子さんは美術界で逞しく生きている。本当に強い女性だと思う。心からエールを送りたいと思う。そうそう、ウーマンオブザイヤーもおめでとうございます。
 でもインタビューで甲冑を着ている女性にリビドーを感じるというあたりがもの凄く気になってしまった。ジャンヌダルクのフィギュアでも作ってプレゼントしちゃおうかな〜

VOGUE NIPPON / Women of the Year 2006松井冬子

  by snakestone | 2007-02-25 23:14 | アート | Comments(0)

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