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種村季弘の眼 迷宮の美術家たち

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 去る11日の話になるが、板橋区立美術館で開催されている「種村季弘の眼 迷宮の美術家たち」展に足を運んだ。
 僕は絵画を学んでいた20才前後の頃、ハンスベルメールやら、ビアズリー、カールコーラップなどの退廃的とも言える美術家を知るとともに、秘密結社などの異端的カルチャーに惹かれていた時期があった。その時に知ったのが、それらを紹介し、著作もある澁澤龍彦や種村季弘だったのである。この展覧会は種村が紹介した美術家や自身のコレクションなどを展示した企画展である。
 日本で関係ある人物を列挙すれば暗黒舞踏の土方巽、四谷シモン、土井典、金子國義などが上げられる。また海外では先述のハンスベルメールやコーラップなども展示されている。僕としては本当に堪らない展覧会の内容だった。学芸員の方が生で解説までしてくれたし、なにより、四谷シモンやトーナス・カボチャラダムスの新作(この展示のために)まで見れたのだからうれしい。土井典の人形も見れてうれしかった。ここのところ、フィギュアの作成など完全に停止しているのでとても良いエネルギーをいただいた。すこしは僕も再起動できそうである。

  by Snakestone | 2014-10-13 13:21 | アート | Comments(0)

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