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「頭の良い人、悪い人の話し方」

 今日、20時ごろから日テレで放送されている世界一受けたい授業という番組を見た。丁度今、ベストセラーを続けている本「頭のいい人悪い人の話し方」の著者が出ていた。私もこの本には興味があったので見ていた。番組では頭の悪い人の話し方パターン30項目をあげ、自分がどの程度当てはまるかチェックする趣向であった。パターンの例としては、
○ 知ったかぶりをする
○ 自分の事しか話さない
○ 自分の価値観で物事を限定して話してしまう
○ 他人の言うことを鵜呑みにする
○ 自分の意見をはっきり言わない
・・・・・とまあ、上記はその30項目の一例なのだが、私は自分自身でチェックしたところ30項目中、3項目しか当てはまらなかった。ということは私はそれほど、頭が悪くないことになる。
 しかし、私が今まで世を観察してきて、思うのは、およそ社会の各分野におけるリーダーとなっている人達は、むしろこの30項目の話し方をしている人達ばかりだと断言する。
 つまり、頭の悪い人達が社会を指導しているのである。
 この番組を見たおかげで私がこの書籍を買うことはなくなった。この手の本として同じようにベストセラーになったのは、10数年前に鈴木健二の「気配りのすすめ」というのがあったわけだけど、いづれにせよこれらの書籍が名著というわけではなく、いかに世の人々が他人の目に映る自分を気にしているかということの現象だと思わざるをえない。

  by snakestone | 2005-01-15 22:30 | エッセイ | Comments(0)

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